地域と共に 街頭交通推進隊

金沢西街頭交通推進隊
 金石支隊 支隊長 喜多淳児

  • 2021年12月21日 令和3年度 石川県交通安全県民大会
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  •  優良街頭交通推進隊として、石川県警察本部長・石川県交通安全協会会長の連名表彰されて、式典に参加してきました
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2019年 『交通 すいしんたい』掲載
金石の地域は、地域活動が活発なように思います。そのような中、先輩から誘われて、地域ボランティアの一つとして金沢西街頭交通推進隊金石支隊に入隊しました。活動を行うほどに交通安全の大切さを考えるようになりました。推進隊活動だけではなく、町会や小学校のお世話をする中でも交通に関する事が多かったように思います。

育友会のお世話をしていた平成26年に、金石町小学校が、金沢市の『自転車乗車用ヘルメット着用普及のモデル校』に選ばれました。これまでの金石の児童はほとんどヘルメットを持っていない、持っていても着用しないのが、現状でした。

児童全員に自転車用ヘルメットを着用してもらいたくて、購入補助をし、1人500円の負担で購入の後押しをしました。この企画により、ほぼ全員といってよいほど購入してくださり、子供たちへの自転車用ヘルメットの普及率は、グンと上がりました。その年に子供の自転車と、車の出会い頭の衝突事故が、2件起きましたが、いずれも軽傷で済んだのは、2件ともヘルメットを着用していたからだと思っています。すべての事故が無くなるのは難しいかもしれませんが、大難が小難になればと、そのための方策は、実行していきたいと思います。

ヘルメット企画から5年経過しましたが、交通推進隊活動の中で地域の様子を見ていても、保護者の方々や子ども達に、ヘルメットの着用と必要性が浸透したように思えます。以前には見受けられなかった、公園や、学校のグラウンドに遊びに来ている子ども達の自転車の籠にヘルメットが入っているのを見るとうれしく思います。

金石の街中はまだまだ細い通りが多く、自転車と車との出会いがしらの衝突の危険性がある路地がいっぱいです。児童の神田交通公園での自転車教室や、地域の交通安全活動に参加するごとに、自分自身また周りの人たちが事故に遭わないよう、伝えたいと思います。

最近は、シートベルトをしている運転手さんはほとんどですが、後部座席の着用率は低いのが実状です。こちらも事あるごとに、伝えていけたらと思います。

制服を着用しての交通推進隊活動が、地域の防犯に繋がっていますと話を聞きますと、うれしくさらに頑張ろうと思います。また、赤ランプ作戦では、交通推進隊の姿が抑止力となり、一人一人のドライバーに交通安全の思いが伝わるものと信じ、これからも交差点に立って活動していこうと思います。